5/9 | あくまにあ 愛と感動は人生の原動力|゚∀゚)ノ ィョゥ

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会社から帰ってきて、親父が倒れたとおかんから電話があった。

18時頃に親父の会社の近所の路上で倒れたのを運ばれたらしい。

おかんは20時ごろに家に帰ってきたらしく、そこでやっと病院からその情報が伝わって、そっから私に電話が来た。


急いで病院の場所を調べて、学校が同じだったなかおに電話して送ってもらった。

電話もらって30分経たずに病院についたと思う。

処置室に通されて、いまだに親父かどうか半信半疑だったけど、ストレッチャー?移動できる狭いベッドの上に親父が寝てるのを見て正直笑いそうになってしまった。


私を見ると親父は体を起こそうとするんだけど、倒れたこともあって看護婦さんにじっとしなさいって押さえつけられてた。

会話はできなかった。

私のことは認識できているような反応だったような気もするが、よくは判らない。

とりあえず暴れるので左手と左足をベッドに縛ってあった。

右半身は麻痺していた。

動かないらしい。

もうその時点で私にはどういうことなのかはある程度理解することができた。


おかんも到着した。

おかんが近づくとやはり同じ反応を示した。

看護婦さんや医者ではなく家族だということは区別できるのかもしれない。

そして私は部屋をでて待合の椅子になかおと座る。

なかおほったらかしでもうしわけないなと思いつつ・・・


そのうち親父の会社の支店長さんが来てくれた。

同僚の人に私が電話していたから、それで来てくれたのだそうだ。

親父のところへ案内すると、やはり起きようとする。

でも縛られているし起きれない。

なにか話そうとするんだけど話せない。

焦点も合わない。


おかんと二人で医者の説明を聞く。

CTの写真を見た。

左の脳に影ができている。

しかも左脳全体に広がっている。

まだ倒れて3時間ほどしかたっていなくて、CTはそれ以前にとったものだから影は写りにくいんだそうだ。

つまり血管が詰まって酸欠で倒れたと。

脳梗塞というやつだそうです。

正直どうなるか判らないというのが当直の医者の現状での判断で、ただその病院に搬送されたときに脳の血管の詰まっている部分を溶かして流れるようにしようという薬での処置は始めてくれていたので、その薬が物凄く効いてくれればスッと治ってくれるかもしれないし・・・

でもだめな確率のほうが高いそうで。


集中治療室にベッド用意してくれるそうで、その準備を待ちつつ親父の両親、つまり私のじーちゃんばーちゃんと親父のおねーちゃんに電話する。

ばーちゃんには、もう今来ても何もできないから容態が安定してからきたほうがいいと言った。

ややこしくなるのは目に見えていたから。

気持ちを考えるとそうも言ってられないのだけど・・・

おばさんには来てくださいと伝えた。

医者はできるだけ家族にきてもらっていたほうが良いと言っていたから。


その後、おばさん夫婦とじーちゃんばーちゃんが来てくれた。

おかんの妹も来てくれた。

いとこも来てくれた。

大体23時半ごろには集中治療室にはいれただろうか?

私とおかんは看護婦さんの説明を受けた。

集中治療室は面会時間は16時~19時

すでに時間外だけど、特別許可ということで入れてもらうことになった。


ベッドで目を開けて上向きで寝てるんだけど、暴れるので左手・左足はベッドに縛って、さらに上半身を起こそうとするのでタスキがけで縛る。

縛るというのはなんか変か・・・固定?

まぁそんなかんじ。

今の気持ちとかそういうのは書きません。

つらいから。


病院からとりあえず私だけ帰ることにしました。

タクシーで帰ると3時過ぎ

今は3DKのマンションで親父と二人で暮らしてます。

一人になりました。

親父の起き抜けたままの布団とか洗濯物とか湯のみとか・・・

ちょっと一人ではきついです。

なんだか今にも玄関開けて帰ってきてくれそうな錯覚があって・・・


寝ようとするんだけど、寝れない

疲れてるのでウトウトするんだけど・・・

なんか物音とかすると親父がいるような錯覚をして、次の瞬間にはもう帰ってこれないんだっていうのが出てきて・・・


でも私がしっかりしないといけない状況なので、睡眠と食事だけはなんとかしないとと思ってますけどね。